比嘉大吾選手とルイス・ネリの体重超過について

世界タイトルマッチでの体重超過が目立っています。

体重超過となった山中慎介vsルイス・ネリ、比嘉大吾vsクリストファー・ロサレス戦について書いておきます。

ずいぶん昔の事ですが、ボクサーが減量する理由について、こんな事を書きました。
今読み返すと、理想論に過ぎないようにも思えますが、基本的な考えは今でも変わっていません。
「一番強い自分の姿をお客様に見ていただく。
それが、ボクサーが減量する理由、試合前の減量が必要な理由だと僕は思います。」

続けて、こんな事も書いていました。
「だから、トレーニングで筋肉がついて体重が増えたら、階級を上げるべきだと思います。
(ランキングに入ったりタイトルを獲ったりすると、興行上の事情で簡単には階級を上げられなくなりますが。)」

続きを読む

ダイエット(減量)の達人

このブログを公開してから、随分長い時間が経過しました。
もし今これから、元プロボクサーの私がダイエットをするならどうするか?という観点で、記事を追加しました。
2016年秋・最新版・ボクサー式減量ダイエットの方法
ダイエットのご参考にしていただけると幸いです。
------------------------------------------------------------
ダイエットの達人と言う言葉から、どのような人を思い浮かべるでしょう?

ちょっと旬を過ぎた感はありますが、「ビリーズブートキャンプ」のビリー隊長でしょうか?

世間では色々なダイエット方法がブームになっては消え去って行っています。

僕は昔、アマチュアボクサーとしても、プロボクサーとしても十回以上リングに上がった経験があります。

その度に減量を行い、決められた体重にピッタリと合わせてきました。

試合の度に決められた体重にピッタリ合わせる事ができるボクサーは、「ダイエットの達人」と呼んでも過言ではないのではないでしょうか?

このサイトでは、そんなボクサーダイエット減量方法を紹介していきます。

ボクサー減量というと、「あしたのジョー」の力石徹や矢吹丈のように、とにかく飲まず食わずで、命を懸けてギリギリまで体重を落とすイメージをお持ちの方も多いと思いますが、あそこまで極端な減量をする選手はプロボクサーにも滅多にいません。

普通のボクサーがやっている減量は、「あしたのジョー」のように危険ではありませんので、きっと、一般の方のダイエットの参考にもなると思います。






プロボクサーの生活

減量方法の前に、まずは一般的なプロボクサーの生活についてご紹介します。

ボクサーは試合前にダイエット減量)を行い体重を落としますが、普段から体脂肪率は10%台前半をキープしている選手がほとんどです。

どのような生活で体型・体重をキープしているのか、参考にして下さい。

続きを読む

「減量」と「ダイエット」

ボクサーの減量と、一般の方のダイエットには共通点・相違点があります。

共通点としては、ダイエット減量も、体脂肪を減らす事を目的とする事が挙げられます。

相違点としては、以下のような点が挙げられます。

続きを読む

目標体重にピッタリ合わせる方法

ボクサーは、計量時に目標体重ピッタリに合わせる選手が非常に多いです。

どうして目標体重と100グラムもずれる事なくピッタリ体重調整できるのでしょうか?

実はそんなに難しい事ではないのです。

一般の方のダイエットでも簡単に真似できる方法ですので、是非参考にして下さい。

続きを読む

ボクサーの減量メニュー1(試合1週間前迄)

ボクサーは大体試合の2〜3週間くらい前から本格的な減量を始めます。

平均的には2〜3週間で3〜5キロくらいの減量を行うボクサーが多いですね。

その間の食事ですが、試合1週間前までと、それ以降では異なります。

続きを読む

ボクサーの減量メニュー2(試合直前)

試合まで1週間を切ると、ハードな練習はせず、これまでの練習の疲れを取り、ジムワークは体重とコンディションの調整が中心になります。

この時期には、軽い練習でも汗がたくさん出るようにサウナスーツを着込んで運動するボクサーが多いですが、一般のダイエットなら、動き易い格好で運動するのがいいと思います。

この時期にはついに朝・昼の食事も減らします。

続きを読む

トレーニング1(ロードワーク)

ボクサーのトレーニングは、朝のロードワークと夜のジムワークに分かれています。

ここでは、まずロードワークについて、効果的にダイエット減量)に応用するためにはどのようにすればよいかを解説します。

続きを読む

トレーニング2(ジムワーク)

ボクサーのジムワークは、基本的に、3分動いて30秒休む(試合ではラウンド間のインターバルは1分ですが、練習では大抵のジムでインターバルを30秒にしています)、という風にラウンド毎にトレーニングを行います。

この動いて休む繰り返しがインターバルトレーニングになり、よりダイエット効果が上がります。

ダイエット効果を上げるためには、次の2点が大切です。
有酸素運動体脂肪を燃やす事
・筋肉を増やして基礎代謝を上げる事

基礎代謝とは、何もしていない時に消費されるエネルギーの事で、これが高い程、同じ物を食べても太りにくく、ダイエットしやすくなります。

ある日のボクサーのジムワークの例を挙げます。

続きを読む

サウナにダイエット効果はあるか?

ボクサーはよく減量の最終段階でサウナを利用します。

サウナで汗を搾り出しで少しでも体重を軽くしようとするのです。

ダイエット目的でサウナを利用することに効果はあるのでしょうか?

続きを読む
<プライバシー ポリシー>
・広告配信事業者としての Google は cookie を使用して広告を配信しています。
・Google で cookie を使用することにより、インターネットにおけるご自身のサイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいてユーザーに広告を配信することが可能になります。
・ユーザーは Google の広告およびコンテンツ ネットワークに関するプライバシー ポリシーにアクセスし、cookie オプションを使用しないように設定することができます。