特集・内藤大助vs亀田興毅戦予想

2009/10/22


2009年11月29日、ついに内藤大助チャンピオンと亀田興毅選手の一戦が実現します。

僕の周りのボクシングファンや元ボクサーの間では、内藤チャンピオンも亀田選手も色物的に扱われることも多いのですが、僕はかなり楽しみにしています。

このサイトのテーマである「ボクサー減量」がこの試合に与える影響について考えてみたいと思います。


内藤選手も亀田選手も、ナチュラルなフライ級のボクサーで、亀田興毅選手がライトフライ級で戦った時を除いて、これまでに取り立てて減量苦が報道されることはありませんでした。

少なくとも、報道で伝えられる限り、バンタム級で無敵の名チャンピオン、長谷川穂積選手ほどの減量苦はなさそうです。

しかし、内藤選手のフライ級への減量は、実はかなり厳しいのではないかと僕には思えます。

世界チャンピオンになる直前くらいから内藤選手は白井・具志堅ジムの野木丈司トレーナーの指導を受けていますが、このトレーナーとのトレーニングで、内藤選手の体は一回り大きくなったように感じるのです。

もちろん、無駄な筋肉は極力つけず、ボクシングに必要な筋肉だけをつけるようなトレーニングをしているのでしょうが、それでも筋肉がついた分、減量は苦しくなっているのではないでしょうか。

それともう一つ、年齢も減量にとっては大きな問題です。

年をとればとるほど、体重は落ちにくくなり、減量は苦しくなる、ということを僕自身経験したし、周囲の元・現役プロボクサーたちからも聞くことが多いです。

前の熊朝忠選手との試合で大苦戦してしまった原因も、相性の問題ももちろんあったでしょうが、減量の影響も少なからずあったのではないかと僕は思っています。

世界王者として防衛を続け、栄養士による減量指導などを受けられる環境になって減量の方法は確立できているとしても、やはり以前より減量は苦しくなっているのではないかと思います。

減量でコンディショニングに失敗すると、様々な悪影響が出ます。
スタミナがない、スピードがない、フットワークも含めて体全体が動かないなどはもちろん、パンチに対する反応も格段に悪くなる場合があります。

内藤選手には、そのようなことにならないような減量方法を取って欲しいですね。

対する亀田興毅選手は、まだ成長期にあるとは言え、若いし、それほど減量で苦労することはないでしょう。

以前ライトフライ級まで減量した経験もあり(その時は直前で一気に体重を落とす減量方法を取ったようです)、今回のフライ級では、体が大きくなったことを考慮しても、そんなに苦しい減量は必要ないのではないかと思います。

興毅選手はモチベーションは最高でしょうし、上手く減量してきっとベストコンディションでリングに上がるでしょう。

内藤選手も、減量が苦しいとしても、チャンピオンですから、前の熊選手との試合の反省も生かして、よいコンディションを作ってくるのではないでしょうか。

僕のこの試合の予想は(元プロボクサーの予想、というより、一ボクシングファンの予想として読んで下さい)、内藤選手の中盤〜後半のKO勝ち。

内藤選手はポンサクレック選手との戦いで、サウスポーは苦手でないことを証明しています。

ポンサクレック選手との第一戦でKO負けした場面は、右アッパーを大きく振って、ポンサクレック選手が後ろに避けて左を返してきた所に左フックをカウンターする作戦だったそうですが、「俺の右アッパーとほぼ同時にポンサクレックの左ストレートがカウンターで飛んできた。あのタイミングでカウンターとるなんて世界にはすげえ奴がいるなあ。」というようなことを内藤選手がテレビで語っていました。

ポンサクレック第一戦で通じなかったこのパターン、同じサウスポーの亀田興毅選手に試してもらいたいなあ。

亀田興毅選手は、大毅選手のようにガードを固めて前に出るだけのボクシングスタイルではないし、大毅選手ほどの耐久力もなさそうだから、KO決着になるのではないかと思います。

とは言え、亀田興毅選手にも期待したいです。

亀田興毅選手が東洋太平洋タイトルを奪取した試合で最初にダウンを奪った左カウンターは、本当に素晴らしいパンチで、僕は「この選手は天才かも!」と思ってしまいました。

あのようなパンチが内藤選手に炸裂すれば、亀田興毅選手の勝利も十分に有りうると僕は思います。

リング外でのトラブルがないこと、両選手ともベストコンディションで悔いのないいい試合をすることを期待したいです。


11/28 追記

内藤大助選手・亀田興毅選手とも計量をクリアしました。

調印式の時、亀田選手は声がかすれていて、水も飲まなかったので、「減量が苦しいのでは?」という報道もされていましたが、計量の時は普通の声でした。

調印式では、声だけでなく、顔色も亀田選手は悪かったと感じたのですが、コンディションはどうなんでしょうか。

よいコンディションを作って、いい試合をして欲しいものです。






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